いろいろな考え

レベルに合った考え

●教えてくれる人によって考えかたが違う

本の解説でもレベルによって書いてあることは正反対だったりします。
基礎についての本は多くあります。何冊か参考にするだけで、それなりに上手になると思います。中級に近づいてくると上達に行き詰まる人が増えてきます。その時、上達する本を参考にすると思いますが意外にイメージが伝わらないものが多く調子が悪くなる場合があります。上達するにあたっての考え方はかなり細分化しなければ内容がぶつかってしまいます。

例えばボレーの時、受けるスピードや高さによって処理の仕方が全然違います。ボレーはコンチネンタルだと、このサイトでも書いてますが実は決定打を打つようなチャンスボールでは、気持ち厚いグリップチェンジをした方がパンチ力が生きてきます。上級者はなにげにやっていることで、無理にやる必要もないのです。パッと見には同じように打ってるようで実はイメージだけ持っている場合があります。

見た目の形を教えてくれる人と脳内イメージを教えてくれる人でも全然違う場合があります。
同じ練習をしていても上達しないなとか、故障してるところが直らないと思っている方は別の考えを試すべきでしょう。いろいろな情報を集め自分にとって、良いかもしれないと思うことを試してい方が良いと思います。ただ1・2回やってみただけで合わないなと判断するのは早すぎるので1ヶ月は続けてみた上で検討した方がいいでしょう。

ちなみに私の持っている教本は単行本で15冊あります。テニス雑誌を含むと数え切れないくらいありますが、それでもコツという面では不足だと感じ日夜ネットの情報や動画を集めながら自分に合う情報がどれか検討しています。

 

●道具によっても教えが合わない場合もある

腕がある人は、どんなラケットになってもそつなく使いこなしてしまう物です。そのような人はラケットの特製に対し持っているイメージを適応させることが出来ているからだと思います。技のイメージを持たずに何となく試合でテニスを身につけた人にとってラケット変更は致命的になる場合があります。特にテニスのウエイトバランスはかなり影響します。特にサンデイプレイヤーは、試合慣れ不足な分だけ技術的な理論を持つ必要があるでしょう。

ラケットのヘッドが重たい場合とグリップが重たい場合では軌道イメージの修正が必要なくらい違います。道具の特製まで考えて指示出来る人が教えてくれるのならいいのですが大人数スクールの場合、難しいでしょう。
初心者の時、遠心力を使うトップヘビーを買ってしまってボレーが思うように出来ないのがラケットの影響だとは思わないでしょう。ラケットが重くて腕を痛めているとも思わないでしょう。
道具のせいにしたくないけど、このラケットは使いやすいか聞いてみてもいいでしょう。
ダブルスメインならばトップライトかミディアムのウエイトがいいと言うでしょう。
なぜならトップヘビーのラケットでは前衛ボレー時の反応が遅れがちになるからです。